【カシオ】簿記試験で使えるおすすめの電卓5選!選び方のポイントも

黒い電卓の画像です

簿記試験や経理の仕事にも欠かせないカシオの電卓。カシオ計算機という社名だけあって、実にさまざまな種類の電卓が出ています。「種類が多すぎて選べない」「簿記に適した電卓が知りたい」人に向けて、簿記試験でおすすめの電卓をご紹介します。

簿記試験の必須アイテムといえば「電卓」。

制限時間も限られている簿記試験では、電卓選びも重要なポイントの一つ。使いにくい電卓を選んでしまうと、時間のロスにつながるからです。

簿記検定で使用する電卓の選び方のポイントやおすすめの電卓をくわしく解説します。また、試験では使用できない電卓も紹介するので、電卓選びの参考にしてみてください。

簿記試験で使える電卓の選び方のポイント5つ

簿記試験で使用する電卓の選び方にはポイントがあります。

「電卓を変えただけで合格率が上がるなら苦労しない」と思う人もいるかもしれません。

しかし、意外と時間が足りなくなってしまうことが多い簿記試験では、計算スピードも求められます。

実際に電卓を見る前に、選び方のポイントを5つおさえておきましょう。

①12桁表示される電卓

簿記試験で使用する電卓は12桁表示されるものにしましょう。

簿記3級であれば、ほとんどの問題は10桁でも対応はできますが、簿記2級や1級は桁数が少ないと支障をきたす可能性が考えられます。

また、経理の仕事をする場合も12桁のほうが安心です。日常の業務で億を超える計算をするのは稀です。

しかし、海外との取引があった場合、他の国の通貨を円に換算するシーンでは多くの桁数が必要なため、最低でも10桁、可能であれば12桁の電卓を選びましょう。

②ディスプレイが大きい電卓

ディスプレイ部分が大きい電卓は見やすく、転記ミスを防げます。

また、ディスプレイの角度を調整できる電卓を選ぶと、照明などで反射して見にくいときに電卓の位置をずらすことなく見やすい角度に変えられるため便利です。

スムーズに打ち込むには、キーのサイズも重要。自分の指のサイズよりも少し大きめの電卓のほうが打ち間違えを防止できます。

ただし、電卓本体が大きすぎると邪魔になることもあるので気をつけましょう。

③メモリー機能のある電卓

簿記試験で使用するなら、メモリー機能とGT機能がついている電卓を選びましょう。

メモリー機能

メモリー機能とは、計算結果を記憶する機能です。

「M」のついたボタンのことで、「M-」「M+」「MR」「MC」など、簿記試験では重宝するキーです。

「M-」はメモリーから減算、「M+」はメモリーに加算、「MR」は記憶した計算結果を合計、「MC」はメモリーを消すとなっています。

たとえば「1+1=2」「1+2=3」「2×3=6」と計算を記憶したい場合は「=」の部分をすべて「M+」キーを押し、最後に「MR」を押すと結果が表示されます。

計算するたびにメモを取らなくてもいい便利な機能です。メモリー機能を使用しているときは、電卓のディスプレイに「M」と表示されます。

新しい計算をしたいときは「MC」を押し、メモリーが消去されていることを確認しましょう。

GT機能

GTとはグランドトータルの略。「=」を押すたびに計算結果が記憶されていき、最後に「GT」を押すと、いままでの計算結果が合計されます。

たとえば「1+1=2」「1+2=3」「2×3=6」と計算の合計を出したい場合は、最後にGTを押すだけ。

メモリー機能のように、メモリーから減算することはできませんが、計算結果を合計したいだけのときはGT機能を活用しましょう。

こちらも計算結果を記憶しているときは、電卓のディスプレイに「GT」と表示されます。メモリーを消したいときは「AC」を押してください。

④試験において使用が許されている電卓か

簿記試験では、電卓であれば何でも持ち込めるわけではありません。

関数計算や特殊な計算機能がついている電卓はNGです。文字が表示できるものや辞書機能がついているものも禁止されているため、電子手帳やスマホ、タブレットの電卓を使うことはできません。

便利で使いやすい機能があっても、簿記試験で使えないものを選んでしまっては本末転倒です。規定違反にならないか確認してから電卓を購入しましょう。

⑤直感的な使いやすさ

電卓を選ぶときはボタンが押しやすい、キーの配置が手に馴染むなど直感的な部分も大切にしてください。

今はどこにいてもネットで買える便利な時代ですが、サイズやイメージが違うこともあるため、できれば実際に電卓に触れてみると良いでしょう。

実際に電卓に触れると、ボタンを押すときに静かなタイプが見極められたり、早打ち機能(キーロールオーバー機能)に気づいたりと、自分に合った満足のいく電卓が見つかる可能性が高まります。

簿記で使えるカシオの電卓おすすめ5選

電卓の選び方がわかっても、電卓の種類が多すぎて決められない人も少なくありません。

また、12桁まで表示でき、さまざまな機能がついている電卓は、金額もある程度はするため、失敗したくはないですよね。

簿記試験に対応できる、カシオの電卓を5つご紹介します。

本格実務 電卓 JF-120VB-N

「簿記試験で困らないように機能性が高いものを持ちたいけど、お金はかけたくない」人におすすめなのが、カシオの「本格実務 電卓 JF-120VB-N」。

リーズナブルな価格ですが、12桁の表示とディスプレイ部分の角度を変えることができるのも魅力的です。

日数計算やルート計算などの機能はありませんが、早打ち機能は搭載されているため、簿記2級や実務にも対応できます。

簿記試験を受ける際、電卓が故障しても貸し出しはおこなっていません。そのため、上位級を受験する人は電卓も予備を用意している場合も。

現在使用している電卓とボタンの配置がほぼ同じであれば、予備として持っておくと安心です。

参考:Amazon「本格実務 電卓 JF-120VB-N

プロ用 実務電卓 ND-26S

「プロ用 実務電卓 ND-26S」は日本電卓技能検定協会が推奨している電卓。

12桁までの表示が可能で、日数計算や時間計算もおこなえます。早打ち機能もついているため、迷ったらこの電卓を選べば不足はありません。

簿記の試験会場はとても静かなため、電卓のボタンを押したときに、カチャカチャと音がなると気になりますが、こちらはサイレントタッチなのもうれしいポイントです。

参考:Amazon「プロ用 実務電卓 ND-26S

スクール 電卓 AZ-26S

「スクール 電卓 AZ-26S」は、学校用に作られた電卓。

12桁までの表示が可能で、日数計算や時間計算もおこなうことができ、早打ち機能も搭載されています。

実は「スクール 電卓 AZ-26S」は「プロ用 実務電卓 ND-26S」と型番が違うだけで同じ機能を持っています。

違いは「スクール 電卓 AZ-26S」は学校でしか購入できませんが、「プロ用 実務電卓 ND-26S」は一般的に流通しているので、家電量販店などでも購入できることです。

学生のときからずっとこの電卓を愛用している社会人の方もたくさんいます。

商業高校や専門学校のときに簿記を学んでいて、もう一度簿記を勉強したいと思っている人は「スクール 電卓 AZ-26S」があれば十分対応できます。

参考:Amazon「スクール 電卓 AZ-26S

実務電卓 ジャストタイプ JF-120GTJF-120GT

「実務電卓 ジャストタイプ JF-120GTJF-120GT」は、軽いので卓上でも持ち歩き用にもぴったりのサイズ。ディスプレイも大きく、角度が調整できる電卓です。

12桁までの表示が可能で、日数計算や時間計算、税計算もおこなえます。

リーズナブルな価格で手に入るのもうれしいポイント。サイズも大きすぎず、小さすぎず、デスクに置いても、バッグの中に入れても邪魔をしません。

参考:Amazon「実務電卓 ジャストタイプ JF-120GTJF-120GT

本格実務電卓 デスクタイプ DS-12WT-N

「本格実務電卓 デスクタイプ DS-12WT-N」は、早さと打ちやすさを重視した電卓。指の動きを最小限に抑えられる配列と人間工学に基づいたキー形状になっています。早打ち機能にももちろん対応しています。

12桁までの表示が可能で、日数計算はありませんが、簿記2級や経理の仕事をおこなうのであれば十分です。

簿記1級や税理士、公認会計士を目指す場合は、日数計算機能がついたものにしましょう。

参考:Amazon「本格実務電卓 デスクタイプ DS-12WT-N

簿記試験で使えない電卓とは?

電卓の選び方でも紹介のとおり、簿記試験では使えない電卓があります。使用できない電卓を持っていてしまうと、電卓なしで受験しなくてはなりません。

商工会議所のホームページに以下の記載があるので、しっかりとチェックしてください。

計算器具(電卓、そろばん)を使用しても構いません。ただし、電卓は、計算機能(四則演算)のみのものに限り、以下の機能があるものは持ち込みできません。

※スマートフォンやタブレット端末等の電卓機能はご使用いただけません。

  • 印刷機能
  • メロディー機能
  • プログラム機能
  • 辞書機能

参考:日本商工会議所・各地商工会議所「商工会議所の検定試験

複雑な計算をするなら

複雑な計算をするのであれば、関数電卓がおすすめ。

関数電卓とは、その名のとおり四則演算の他に関数を使った複雑な計算ができる電卓です。三角関数や分数計算、微積分など、経理の仕事よりも工学や建築などの分野で活用されています。

機種によって関数の搭載数が変わってきます。一般的には400種類前後の関数が搭載されているものが多いです。

カシオの「Classwiz 関数電卓‎FX-JP900-N」は、周期表や整数摘出機能、総積計算・表計算機能など、さまざまな機能が搭載されています。

さらにWEBにつなぐことで、スマホやタブレットと連携し、数式やグラフなども表示できる機能も。

700種類以上の機能が搭載されている、ハイスペックな電卓です。ただし、先ほどもご説明のとおり、関数電卓は簿記の試験会場へは持ち込めませんので注意してください。

簿記3級から1級まで学ぶならCPAラーニング!完全無料なのに合格者が続出する理由とは!?

学習費用は0円!CPAラーニングで簿記検定に合格しよう

「経理の仕事で簿記の知識が必要だが、独学では勉強が続かない」

「転職活動のために簿記資格を取得したいが、どの様に勉強すればよいかわからない」

このように、簿記の資格を取得しようと考えているが、あと一歩踏み出せず簿記の学習を開始できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような方には、CPAラーニングの簿記講座がおすすめです。

CPAラーニングは、簿記や経理実務などの800本以上の講義が無料で見放題のeラーニングサイトです。

CPAラーニングの簿記講座では、3級から1級までの講義の受講やテキスト、模擬試験までもがすべて無料で利用することができます。

つまり、学習費用が0円で、簿記検定の合格まで目指すことができるのです。

CPAラーニングの利用は、ローリスク・ハイリターンであるため、気軽に簿記の学習を始めることができます。

なぜCPAラーニングの簿記講座で合格できるのか

簿記の知識を正しく「理解」できる

「テキストの問題を何回も解いたのに、試験の問題は解くことができなかった。」

簿記検定に関わらず、今までこのような体験をした方も多いのではないでしょうか。

その原因としては、解答に必要な知識を「理解」せずに、ただ暗記していたことにあります。

CPAラーニングの簿記講座では、問題の解き方だけでなく、なぜそのような処理となるのか、なぜその勘定科目が発生するのかというところまで説明します。

そのため、講義で説明された論点の会計処理について「理解」することができ、試験の問題にも対応することができます。

講師が公認会計士またはプロの実務家

CPAラーニングの講義は、公認会計士プロの実務家などが担当しています。

公認会計士には、大手公認会計士資格スクール(CPA会計学院)の講師も含まれており、解説のわかりやすさには、定評があります。

また、プロの実務家の講師は、業界の最前線で活躍してきた方々なので、具体的な業務に結びつけた解説が「理解」の手助けとなります。

スキマ時間に勉強しやすい

CPAラーニングなら、お手持ちのスマートフォンやタブレットで学習が完結します。

最近リリースされた公式アプリでは、講義動画のダウンロード・オフライン再生が実装されました。

これにより、いつもの通勤・通学時間を活用して、効率的に学習を進めることができます。

CPAラーニングが完全無料で利用できる理由

CPAラーニングは、「日本の会計リテラシーを底上げしたい」という思いから始まったサービスです。

より多くの方にご利用いただきたく無料でご提供しております。

そのため、CPAラーニングのすべてのコンテンツ(講義の視聴、テキスト・レジュメのダウンロード、模擬試験など)が完全無料で利用できます。

登録受講者数は40万人を突破

CPAラーニングの登録受講者数は40万人を突破しました。

「CPAラーニングを使って簿記に合格しました!!」という喜びの声をX(旧Twitter)で日々頂いています。

CPAラーニングで簿記検定に合格した方の声

メールアドレス登録だけで全コンテンツが利用可能

CPAラーニングは、メールアドレス登録だけで、全てのコンテンツをすぐに利用することができます。

課金や、機能制限などはございません。

「簿記の学習を今すぐ始めたい」「簿記の勉強を始めるべきかずっと悩んでいる」とお考えの方はCPAラーニングをぜひご利用ください。

CPAラーニング 公式サイト

このコラムを読んでいるあなたにおすすめのコース

まとめ

簿記試験に合格するには、簿記の意味をしっかりと理解することも大切ですが、電卓選びも重要です。

せっかく勉強をしても、電卓の桁数が足りなかった、電卓を打つスピードを極めたにもかかわらず電卓に早打ち機能がついていなかったなどのトラブルは避けたいですよね。

簿記試験に適していない電卓のせいで、制限時間内に問題を解くことができないことも考えられます。

また、簿記試験で使用する電卓は、機能がたくさんついているから良いわけではありません。簿記試験で持ち込み禁止とされている電卓を持っていってしまうと、使用できないため注意しましょう。

迷ったときは、ご紹介したカシオのおすすめの電卓を参考にしてくださいね。

電卓を用意したにもかかわらず、なかなか簿記試験の勉強が進まない人は、CPAラーニングがおすすめ。CPAラーニングを活用すれば簿記3級と2級の講座が無料で見られますよ。

この記事を書いた人

CPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

簿記・会計をこよなく愛するCPAラーニングコラムの編集部です。簿記検定に合格するためのポイントや経理・会計の実務的なコラムまで皆様に役立つ情報を提供していきます。

この記事に関連するタグ

関連記事

   無料で簿記・経理の講義を視聴する